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» 2013年06月11日 14時51分 UPDATE

片岡義明の「こんなアプリと暮らしたい」:Webの情報をラジオのように“聴く”アプリ「Oto-Latte」

ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発した「Oto-Latte」は、Webの情報をまるでラジオのように聞けるユニークな機能を持つアプリ。通勤にも便利なこのアプリを試してみよう。

[片岡義明,ITmedia]

 スマートフォンの普及などにより、いつでもどこでもWebを閲覧できるようになったのは便利だが、その反面、いちいち情報を取りに行くのが億劫(おっくう)に感じることもよくある。ラジオやテレビなどの放送メディアなら勝手に情報が飛び込んでくるので楽なのだが、放送メディアは自分の好みの情報だけを選んで入手することができず、Webに慣れた身にはストレスを感じる。

 そこで注目したいのが、今回紹介するアプリ「Oto-Latte」(オトラテ)だ。このアプリはWebのテキストをラジオのように音声で聴くことが可能で、画面を操作して記事を選ぶ必要もなく、自動的にさまざまな情報を楽しめる。

ts_otollate01.jpgts_otollate02.jpgts_otollate03.jpg 番組一覧(左)、番組の内容をチェック(中)。再生時には声を作成(右)

 音声を聴けるサイトは「ITmedia newsスマート」や「時事通信ニュース」「GIZMODO」「TechWave」「まんたんウェブ」のほか、天気情報やミュージックの番組も収録。さらに、フジテレビやディー・エル・シーの協力による「キャラ声」で番組を聞く機能も用意しており、「秘密結社 鷹の爪」のキャラの音声が用意されている。

 これらのコンテンツを組み合わせた番組として、「通勤オトラテ」「Tech News」「おうちでまったり」「レディジャス」の4番組が用意されている。各番組を選ぶと「画面を作っています」に続き、「声を作っています」というメッセージが表示されたあと、再生がスタート。冒頭に「おはようございます」「深夜までお疲れさまです」というメッセージが流れたあと、テキストの読み上げが始まる。

 読み上げの音声はたどたどしいものの違和感は少ない。「IT」を「イット」と発音するなど、ときどき変な読み方も混ざってはいるがご愛敬。筆者としては許容範囲内だ。単に読み上げるだけでなく、ラジオニュースのようにBGMが流れているので聴きやすい。

 読み上げている箇所はテキストの色が赤く表示されるので、どの部分を読んでいるのかがすぐに分かる。また、「元の記事」をタップすればブラウザが起動して元の記事のサイトにもアクセスできる。このため聴いていて早く先を知りたい場合はテキストを読めばいいし、別の記事を読みたければ表示されているページをフリックで変更し、再生ボタンをタップすれば音声の読み上げが始まる。また、記事画面の左上にある星マークをタップすると記事をクリップすることが可能で、あとでクリップリストから見返すこともできる。この使い勝手はなかなかいい。

ts_otollate04.jpgts_otollate05.jpgts_otollate06.jpg 記事画面(左)。読み上げている部分を赤字で表示(中)。記事のクリップも可能だ(右)

 なお、「ミュージック」のコーナーでは、端末にあらかじめ保存されている音楽ファイルが再生される。各曲の冒頭にはDJのように曲紹介が入るので、自分が選んでそろえた楽曲にもかかわらず、ラジオを聴いているかのような気分を味わえるのだ。

 ユーザーがオリジナルの番組を作ることも可能で、下部のメニューから「オリジナルの番組を作る」を選択し、番組名を入力して登録したいコンテンツを選べば、自分好みの番組を作成できる。

ts_otollate08.jpgts_otollate09.jpgts_otollate10.jpg 番組の編集画面(左)。用意されているカテゴリー一覧(中)。カテゴリーごとのWebサイトのリスト

 日々の最新ニュースをラジオのように聴けるこのアプリは、Webとラジオの“良いとこ取り”を実現したユニークなアプリで、通勤途中に聴くアプリとしておすすめだ。今のところ聴けるコンテンツはそれほど多くはないが、今後対応サイトの数が増えていくことを期待したい。

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