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東芝、BDドライブを省いた省スペース“レグザサーバー”「D-M470」

» 2013年10月08日 19時30分 公開
[ITmedia]

 東芝は10月8日、“タイムシフトマシン”を搭載したレコーダー「レグザサーバー」に新製品3機種を追加し、ラインアップを強化すると発表した。光学ドライブを持たないHDDレコーダー「D-M470」、およびBlu-ray Discドライブ搭載の「DBR-T460/T450」(→別記事を参照)を10月30日に発売する。価格はオープン。

「D-M470」

 「D-M470」は、光学ドライブを省略したことにより、先に登場した上位機「DBR-M490」に比べて体積が約3分の1になったコンパクトモデル。チューナー数も削減し、「手軽に予約不要のチャンネルまるごと録画が始められるレコーダー」(同社)と位置付けられる。

「DBR-M490」に比べて体積が約3分の1になった。奥行きは217ミリ

 搭載チューナーは、タイムシフトマシン用の地上デジタル6基に加え、通常録画用に地上/BS/CS110度対応デジタルチューナーが1基となっている。地上デジタル放送6チャンネルを最大7.5日間分録画できるほか(最大12倍の長時間録画使用時)、通常録画用のチューナーを「タイムシフトマシン」に割り当てることも可能で、BSデジタルやCS110度デジタル放送でも1チャンネルに限って“まるごと録画”が行える。

通常録画用に地上/BS/CS110度対応デジタルチューナー1基もタイムシフトマシンに切替が可能

 内蔵HDDは2Tバイトで、タイムシフトマシンと通常録画それぞれに使う容量はユーザーが5段階で設定できる(タイムシフトマシン領域は500G〜1750Gバイト)。また、USB外付けHDDによるストレージの増設にも対応。タイムシフトマシンでは、6チャンネルのうち、2チャンネルの録画先をUSB外付けHDDに割り振ることができるため、例えば1TバイトのHDDを増設した場合、録画日数は最大11日まで延びる。大量に録画した番組からユーザーの好みに合わせて番組を紹介してくれる「ざんまいプレイ」も備えている。

過去番組表(左)。タイムシフトマシンで大量に録画した番組の中からユーザーの好みに合わせて番組を紹介してくれる「ざんまいプレイ」を搭載(右)

 通常録画した番組の再生時には、本編とCMの間に自動的にチャプターを付与する「マジックチャプター」が利用できる。見たい番組を選んでリモコンの「おまかせ」ボタンを押せば、番組の本編だけが再生される仕組みだ。

 一方、タイムシフトマシンではマジックチャプターは働かないものの、「1/20スキップ」機能を使うと番組放送時間を20に分け、リモコンの左右キーで前後にスキップできる(1回のスキップ量は番組放送時間によって変化する)。

「スタートメニュー」には、さらに簡単な「簡単モード」を搭載。付属のリモコンですぐに呼び出せる

 ネットワーク機能も充実。DLNA/DTCP-IPサーバ機能の「レグザリンク・シェア」や「レグザAppsコネクト」に対応した。

 本体サイズは、361(幅)×50(高さ)×217(奥行き)ミリ。重量は約2.3キログラム。

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