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気になる電気料金を“見える化”――「ワットモニター」橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/2 ページ)

» 2014年08月07日 22時18分 公開
[橘十徳,ITmedia]

 先日、以前から欲しかった3Dプリンターをようやく購入したのだが、内部のエクストルーダー(樹脂を溶かして出す装置)などがかなり熱くなることに驚いた。材料を溶かして射出するのでそれなりに熱くなるのは当たり前なのだが、気になったのは消費電力だ。3Dプリンターは出力にかなり長い時間がかかるので、電気代がとても心配である。

 そこで購入したのが、サンワダイレクトが販売している「ワットモニター(型番:700-TAP017)」。小型液晶ディスプレイを搭載した検電器で、接続した家電の消費電力や電気料金を“見える化”してくれる。価格は、消費税/送料込みで2551円。この手の製品の定番である「ワットチェッカー」が5000〜6000円することを考えれば、けっこうお得な値段だと思う。

「ワットモニター」

上下2段に各種情報を表示

 ワットモニターの本体サイズは62(幅)×28(厚さ)×70(高さ)ミリと、手のひらにすっぽりと収まるほどコンパクトだ。重量は約85グラム。背面にプラグが出ており、これを壁のコンセントに差し込むことで使える状態となる。出力コンセント容量は15アンペア以下(1500ワット以下)で、計測可能範囲も1500ワットまでとなっている。

背面にコンセントプラグ。測定したい機器のプラグは側面に差し込む

 利用する前に、電気料金の単価を設定する必要がある。初期設定値は1kWhあたり22.00円に設定されているが、これを0.01〜99.99円の間で変更可能。表示切替ボタンを3秒以上長押しすると現在の電気料金単価が表示されるので、「増える」「減る」ボタンを押して調節すればいい。

電気料金の設定画面。ディスプレイの下にある「増える」「減る」ボタンで調節する。ボタン名が日本語で記載されているので分かりやすい

 また、「表示切替」「増える」「減る」の3つのボタンを同時に3秒以上長押しすることにより、積算電力量や積算電気料金、使用時間、CO2排出量をリセットすることができる。

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