ヘッドフォン/イヤフォンの出力端子は本体側面トップに配置。AK240と同様に、2.5ミリジャックのバランス出力を1基と、3.5ミリジャックのアンバランス出力を1基搭載している。
Android OSベースのオープンなプラットフォームの良さを活かしながら、ネットワーク再生機能も充実させた。AK240でも、PCに専用アプリケーション「MQS Streaming server」を入れてPC内の音楽ファイルが再生できる機能などを設けていたが、AK380は汎用性の高いDLNAをサポート。同一ネットワーク内のNASやPCの音源をAK380で再生したり、スマホやタブレットなどモバイル機器とつないで、AK380内の音楽アーカイブをスマホからリモコン操作できる機能などが使えるようになる。Android/iOS端末向けに専用アプリ「AK Connect」も提供される。AK380の専用アクセサリーとして発売される予定のクレードルを併用すれば、AK380を宅内のHi-Fiオーディオシステムにつないで、AK380をスマホアプリでコントロールしながらネットワークオーディオプレーヤーのようなスタイルで活用することもできそうだ。
AK380のDAC ICは、AK240のシーラスロジック「CS4398」から、旭化成エレクトロニクスのステレオ32bitプレミアムDAC「AK4490」に変更されている。左右のチャンネルに1基ずつ搭載し、内部はグラウンドまでL/R分離の完全デュアルモノラルDAC回路構成とした。処理能力に余裕のある32bitにネイティブ対応するDACを使うことで、一般的な24bitの音源を再生した場合も音質的なメリットが得られるという。
クロック発信器には据え置きタイプのハイエンドコンポーネントにも多く採用されている「VCXO(電圧制御水晶発振器)」を採用。フェムト秒クラスの超精密なクロック制御が実現できることから、ジッターノイズを極限まで取り除いたより高純度なマスタークロックをDACに送り込むことができる。
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