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» 2015年10月09日 22時10分 UPDATE

密閉型イヤフォンでオープンエアーの音の広がり――音茶楽とTTRが新技術を開発

音茶楽(おちゃらく)とTTRが、密閉型のカナル型イヤフォンでオープンエア型のような音の広がりを実現するという新技術「A.I.R.(エアー)機構」を発表した。

[ITmedia]

 音茶楽(おちゃらく)とTTRは10月9日、密閉型のカナル型イヤフォンでオープンエア型のような音の広がりを実現するという新技術「A.I.R.(エアー)機構」を発表した。10月24日と25日に東京・中野サンプラザで開催される「秋のヘッドフォン祭2015」で試聴展示を行う。

 一般的にダイナミック型ユニットは前面と後面の密閉度を高めると振動板の負荷が増大し、最低共振周波数が上昇してしまう欠点があった。また筐体内部の音の反響が増大し、音の広がりが損なわれる。

ts_ocharaku02.jpg A.I.R.機構の概要。ユニット前後の空間を2つの音響抵抗(Ra、Ma)でつなぐ。またユニット背面の音を2重のハイカットフィルター(Mb、Mc)を構成して排気する

 対してA.I.R.(Acoustic internal-pressure regulator)機構では、ユニット前後の空間を2つの音響抵抗でつなぐことで背圧を低減。最低共振周波数の上昇や筐体内の反響増大を抑えるという。またユニット背面から出る音を2重のハイカットフィルターを構成して排気。高音域の音漏れを低減するとしている。

ts_ocharaku01.jpg 今回のA.I.R.機構を、これまでに開発した「アコースティック・ターボ回路」や特許技術の「トルネード・イコライザー方式」と組みあわせた「トルネード・ターボ・エアー機構」

 同社では、今回のA.I.R.機構を、これまでに開発した「アコースティック・ターボ回路」や特許技術の「トルネード・イコライザー方式」と組みあわせ、「今までダイナミック型では困難だったオープンエア型の音の広がりと高密閉、高遮音性能を両立させることに成功した」。これを「トルネード・ターボ・エアー機構」と名付け、今後の製品開発につなげる構えだ。

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