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» 2015年11月09日 20時14分 UPDATE

あえて言おう、「全自動掃除機」であると――コスパの高いロボット掃除機「ルンバ654」 (1/2)

「ルンバ654」は、10月にリリースされた新しいエントリーモデル。直販価格で5万4000円とルンバの中ではかなり低価格だが、スケジュール機能を搭載するなど機能面は向上している。自宅で使ってみた。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 進化の著しいロボット掃除機は、どうしても最新の高機能モデルに注目が集まりがち。しかし、進歩の早い製品には大抵、旧世代機がベースの“お買い得モデル”が存在するものだ。今回取り上げる「ルンバ654」は、まさにそんな製品といえる。

ts_654roomba01.jpg 「ルンバ654」。上位モデルは光沢黒を基調にした高級感のある仕上げになっているが、ルンバ654はグレー中心で曲線を多用した親しみやすいデザイン。なお、スケジュール機能を持たない下位モデル「ルンバ622」は、ルンバの現行ラインアップ上で唯一のホワイトカラーになっている

 「ルンバ654」は、10月にフラグシップモデルの「ルンバ980」と同時にリリースされた新しいエントリーモデル。値段は5万4000円(税別、直販価格)と「ルンバ980」の半分以下で、マッピングを行うカメラやvSLAMといった新機能は搭載していない。従来型の頭脳と掃除機能を持つシンプルモデルという位置づけだ。しかし、エントリーモデルの「ルンバ600シリーズ」としては初めてスケジュール機能を搭載するなど、コストパフォーマンスは上がっている。

ts_654roomba02.jpg パッケージ内容。予備のフィルターや充電用ホームベース、ACアダプターなどが含まれる。ルンバに入ってほしくない場所を教える「バーチャルウォール」(後述)も1つ付属する

 基本的な掃除機能は、底面中央の吸引口へ2つのブラシがゴミをかき込み、吸い込むというもの。また、その後ろにも細長いスリット状の吸引口がある。どちらも同じモーターで吸引するが、吸い込む口が細ければ吸引力は上がる。ブラシで大きめのゴミを取り込み、その後で床に付着したホコリなどを取り除くための二段構えになっているわけだ。

ts_654roomba13.jpg ひっくり返したところ

ts_654roomba16.jpg 充電中

スケジュール機能で全自動化

 注目のスケジュール機能は、掃除してほしい日時を設定しておくと、ルンバが自動的に動き出して掃除を始める、“お掃除予約”機能のこと。設定は目覚まし時計のようなイメージで、天面の「SCHEDULE」(スケジュール)ボタンを押しながら「DAY」(曜日)、「HOUR」(時)、「MINUTE」(分)を必要な回数押して日時を指定する形になっている。

ts_654roomba03.jpg 「SCHEDULE」ボタンを押しながら「DAY」で月曜日を指定する。ボタンは押すたびに次の曜日に移動するトグルタイプだ。目覚まし時計を想像すると分かりやすい

ts_654roomba04.jpg 曜日ごとに掃除のするかどうかや時間を設定できるため、週末は遅い時間を指定したり、あるいは掃除をパスすることもできる

 予約は曜日につき1回まで、時間は15分刻みでセットできるため、生活リズムに合わせて設定できる。会社や学校に行って不在になる時間にしておけば、ルンバは自動的にホームベースから出て掃除を行い、終了すると再びホームベースに戻る。つまりルンバは、「CLEANボタンを押す」という行為さえ省いた“全自動掃除機”になるのだ。なお、曜日ごとに好きな時間を設定できるため、昼まで寝ていたい土日は遅い時間にするといった設定も可能だ。

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