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4種類のバランス接続に対応したDAC内蔵ヘッドフォンアンプ、ラトック「RAL-DSDHA5」登場

» 2016年02月12日 19時22分 公開
[ITmedia]

 ラトックシステムは、フルバランスヘッドフォンアンプの新製品「RAL-DSDHA5」を正式発表した。昨年末の「ポタフェス」で参考展示したコンパクトな据え置き型。多彩なバランス出力に対応しているのが特徴だ。価格は6万円(税別)。3月下旬に出荷を開始する。

「RAL-DSDHA5」。本体サイズは約120(幅)×130(奥行き)×60(高さ)mm

 ESS製のDAC「9010K2M」を搭載。最大384kHz/24bitのリニアPCM再生に加え、DoP(DSD Audio over PCM Frames)方式により11.2MHzまでのDSDネイティブ再生に対応した。DACから出力された音楽データはI/V変換後、左右独立のフルバランス構成回路で増幅。ヘッドフォンやイヤフォンとバランス接続が可能だ。

 ヘッドフォン出力は、据え置き型ならではのXLRバランス出力にくわえ、2.5ミリジャックを2つ使用する「RALモード」、4極2.5ミリジャックの「AK互換モード」、そしてソニー製ヘッドフォン向けの「ソニー互換モード」(3.5mm-2.5mm変換アダプター使用)を備えた。もちろんシングルエンドも用意しており、計5パターンのヘッドフォン出力に対応している。

 また接続するヘッドフォン/イヤフォンに合わせ、スイッチでボリュームカーブを切り替え可能。ハイインピーダンスの大型ヘッドフォンから高能率のイヤフォンまで幅広く使用できるという。

光デジタル入力やラインアウト(RCA)を装備

 入力は、USBおよび光デジタル。各種オーディオプレーヤーとのデジタル接続が可能だ。さらにアナログライン出力も備えており、ボリューム調節のないパワーアンプやパワードモニタースピーカーなどに接続して使用することができる。

 なお、ラトックでは2月13日(土)に東京・中野「中野サンプラザ」で開催される「ポータブルオーディオ研究会 2016 冬」(ポタ研)に「RAL-DSDHA5」を出品する予定だ。

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