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» 2016年06月10日 16時56分 UPDATE

東京おもちゃショー2016:配管マニア歓喜! パイプをつなぐ新感覚ブロック「チューブロック」の遊び心

新感覚ブロック「Tublock」(チューブロック)を展示していたのは、配管資材メーカーのベンカン。そのこだわりが詰まったブロックとは?

[芹澤隆徳,ITmedia]

 「東京おもちゃショー2016」会場の一角で、全くの異業種から玩具業界に参入したブースを見つけた。パイプをつなぐ新感覚ブロック「Tublock」(チューブロック)を展示していたのは、配管資材メーカーのベンカンだ。

パイプをつなぐ新感覚ブロック「Tublock」(チューブロック)

 ベンカンは、前身である日本弁管工業が創業した1947年以来、配管継手の製造販売をコアビジネスとしてきた老舗メーカー。同社が製造する溶接式管継手やメカニカルジョイントは戸建て住宅から商業施設、各種プラントなど幅広く使用され、人々の生活を“壁の裏”から支える重要なインフラになっている。

 しかし、海外製品の登場など事業環境は変化し、ベンカンは自社の技術とノウハウを生かせる新事業分野を模索している。これまでにも配管継手を生かしたパイプ家具ブランド「CURIOSO」を立ち上げるなどのチャレンジをしてきたが、その中で「配管継手はさまざまな形を作ることができる」と気づいたという。それを誰でも手軽に楽しめるように開発したのがチューブロックだ。

チューブロックによる作品例

 チューブロックの外観は配管そのもの。S/M/Lの3サイズがあり、それぞれ各7種、計21種類のブロックがある。連結部分も独特で、「従来のブロックがオス部とメス部を連結するのに対し、チューブロックはすべて1面でオス部とメス部の両方を持っている。このため方向を意識せず、どんどんつなぐことができる」。サイズの異なるブロックを連結することも可能。またつなげた後でブロックを回転させれば向きが変えられる。これも従来のブロックにはなかった部分だ。

配管マニアが喜ぶ遊び心

 同社によると、チューブロックのLサイズについては、実際の配管継手と同じ金型で製造しているという。またブロックには赤、黄、水色、白、黒の5色があるが、これは屋内用配管に使える色と同じ。さらにブロックはその形状によって「エルボ(45°)」「チーズ(2枝180°)「レジューサー」といった名前がつけられているが、これも実際の配管パーツと共通だ。つまり、遊んでいるだけで配管継手に詳しくなれるマニア垂涎のブロックだった。「配管に詳しい方は驚いてくれますね」(同社)

ベンカンが製造している配管継手とカタログ。さまざまな「エルボ」がある

 チューブロックには、簡単に動物や昆虫の形を作ることができる袋入りのキット(1000円〜)と、本格的な箱入りセット(3000円、5000円の2種類)がある。ほかにも工業プラントのようなパイプラインのある風景を作成できる「プラントセット」(8000円)など、大人向けの製品もライアップ。プラントセットには工場夜景のような造形の美しさに加え、パズルの要素もあるという。

袋入りのキット(1000円〜)
「プラントセット」。ライトアップしてみたい

 チューブロックの発売は9月の予定。Amazon.co.jpでの販売が決定しているほか、今後は玩具の販売ルートも開拓していく方針だ。

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