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クリプトンがMQA配信を開始――配信サイトの名称は「KRIPTON HQM」へ

» 2016年08月26日 13時22分 公開
[ITmedia]

 クリプトンは、同社のハイレゾ音源配信サービス「HQMストア」を「KRIPTON HQM」に名称変更するとともに、10月1日からMQA方式でエンコーディングした楽曲の配信を開始すると発表した。クラシックやジャズなどの高音質音源を順次MQAしていく予定だ。

 MQA(Master Quality Authenticated)は、英Meridian Audio(メリディアン・オーディオ)が開発した効率の高いロスレス圧縮を可能にした新しいフォーマット(→関連記事)。クリプトンでは、自社の音楽配信にMQAを採用した理由として、「“音楽の折り紙”と呼ばれる独自技術により、情報量の多いハイレゾ音源をCD並みのコンパクトなファイルサイズに圧縮する。また人間の耳が時間軸の情報精度に敏感であるという特性を考慮して、音のボケといえるリンギング(時間軸のノイズ)を改善することで音質面でも優れる」といった特徴を挙げている。

“音楽の折り紙”の仕組み
リンギングを抑える

 MQA配信の第1弾は、カメラータ・トウキョウのクラシックアルバム8タイトル、およびチューリップの「チューリップ・ガーデン1」、日本の女性ジャズ・ボーカルのウイリアムス浩子さんのアルバム「a time for Ballads」。「音質面で評価の高いオリジナルマスター・シリーズを中心に選りすぐりの高音質音源をMQA化し、順次配信していく」としている。

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