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» 2016年09月23日 19時55分 UPDATE

山本敦の「体当たりッ!スマート家電事始め」:料理を失敗しないガスコンロ、スマホと連携するリンナイ「デリシアシリーズ」を体験した (1/4)

リンナイの「DELICIA(デリシア)シリーズ」は、Bluetooth経由でスマートフォンやタブレットとワイヤレス接続する高機能なビルトインガスコンロ。そのメリットは何か。体当たりで取材してきた。

[山本敦,ITmedia]

 今回体当たりするスマート家電は、リンナイのビルトインガスコンロ「DELICIA(デリシア)シリーズ」だ。本当はわが家に製品を借りて試してみたかったのだが、設置工事を伴う製品なので、今回はリンナイが東京・浜松町に構えるショールーム「Rinnai・Hot.Lab」を訪ねて体験させてもらうことにした。

リンナイが今年の夏に発売したビルトインガスコンロのハイエンドモデル「DELICIA(デリシア)シリーズ」

リンナイが誇る高級ガスコンロ「デリシアシリーズ」

 リンナイは2007年に初めてのデリシアシリーズを発売し、以降モデルチェンジを繰り返しながら進化を続けてきた。今年の8月1日にはスマホやタブレットによる調理サポート機能に対応する最新モデルを発売。ラインアップはAC100V電源による給電と、トッププレートに調理のステータスなどが表示できる液晶モニターを搭載するトップエンドのほか、電源は3V 乾電池としてトップの液晶モニターをフロント側に付けたモデルの2つに大別される。

 さらに乾電池タイプはビルトインオーブンとの接続機能の有無も選択できる。それぞれのラインアップにはホワイト、シルバー、ゴールド、ブラックのカラーバリエーションを用意。最近の傾向として、ホワイトやゴールドなど明るく見栄えするカラバリの引き合いが強いそうだ。

トッププレートに液晶モニターを搭載する上位機種。ガスコンロは全3口を搭載。調理中にフライパンや鍋を持ち上げると、強火の状態でも瞬時に炎を小さくしてくれるので、うっかり袖に火が付いてしまう心配もない

 デリシアシリーズはガスコンロの“火加減”を巧みにコントロールすることで、調理に関するさまざまな手間を軽減するというコンセプトのもと開発された、総合熱エネルギー機器のメーカーであるリンナイらしいスマートな家電だ。実はスマホにつながなくても、スタンドアロンの調理家電としてかなり高度なフルオート調理機能を搭載している。

コンセントのセンターに見えるポールに、鍋の底面の温度を感知するセンサーを内蔵。加熱の具合をみながら炎の量を賢く調整してくれる

 トッププレートに3口のコンロ、フロント側には水なし両面焼き対応のグリルを搭載する。普段、調理をしない時はフロント側がフラットなデザインになっていて、ボタンを押し込むとゆっくりとせり出してくる。その左右のパネルを開くと、より詳細に本体を設定するためのボタンが配置されている。そして最上位モデルはトッププレートに視認性の高い液晶モニターを搭載。3つのコンロと1台のグリルの調理ステータスを同時に表示できるというすぐれものだ。

調理中は経過時間やステータスを表示する液晶モニター

 トッププレートのパネルはドイツのSCHOTTによる強化ガラス。これにリンナイ独自のヒートオフ構造を組み合わせることで、トッププレートの温度上昇を抑えながら、煮こぼれなどによる焦げつきを防ぎ、汚れを拭き取りやすくしている。美しい外観をいつまでも保つための配慮に老舗メーカーならではの気配りを感じる。

フロントパネルにもボタンを配置。背景色をブラックにして、文字をアイコン化するなど最新モデルは操作性にも気を配る

それは火加減を華麗にさばくファンタジスタ

 リンナイが行った調査によれば、キッチンでの料理の失敗は大半が「火加減のコントロール」がうまくできなかったことに起因するものなのだという。その失敗をガスコンロが先回りしながらフォローできれば、料理が楽しく作れてスマートなキッチンライフが満喫できるという思想がデリシアシリーズの原点にある。全3口のコンロは、中央のシャフトに高精度な熱感知センサーを内蔵している。これがゴトクに乗せた鍋の底面に触れて、温度上昇を常時ウォッチしながら、温度の昇降に伴って火加減を自動で調節してくれる。

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