こんにちは。ライターのちぷたそです。
私は現在、特定の企業に属するわけではなく、企業さんとそれぞれ契約をして、各媒体に記事を寄稿させていただいています。
日々仕事をしていると、「自分はこうしてるけど、他の人はどうしてるんだろう……?」と気になることが多々出てきます。なので、そうした「モヤッと」を、個人で活動しているクリエイターさんや、これから個人で何かやってみようと思っている人のためにまとめていけたらと思っています。よろしくお願いいたします。
本記事はそんな趣旨なのですが、進行は本業でサラリーマンをしながら個人でWeb媒体に寄稿している兼業ライター「掛田 そると」くんにお願いしようと思います。
そると 「掛田そるとだよ! ぼくは、本業とは別に兼業ライターをやっていて、最近個人でも記事を書き始めたんだ。ただ、ぼくは周りに同じような働き方をしてる人もいなくて、「これでいいのかな?」と、モヤッとすることがあっても、ついそのままにしちゃうんだよね……。
ねこ ニャーン。
そると わあ、誰?
ねこ インターネットで大人気なねこだよ、お前も好きなんだろ?
そると うん、大好き。でも、そんなインターネットで大人気のねこさんがどうしてこんなところに?
ねこ そりゃ、お前だけじゃ進行が不安だからだよ、ホラ、ついてこいニャア。
そると やだ……イケメン(トゥンク)。
個人で活動する上で欠かせない(?)アイテムである「名刺」。「そもそも必要なの?」という疑問から、「いい名刺の条件」まで、現場の人から聞いた意見を交えて紹介したいと思います。
そると ぼくは、昼間はサラリーマンで、夜や週末を利用して副業としてWebライターをしているんだ。名刺交換する機会もあるけど、本業の名刺があるから今はそれでいいかなと思ってる。
ねこ うんうん、そういう人も多いよね。でも、本業の名刺を交換しても、誰だったかまず忘れるよね。
そると ぐぬぬ。
ねこ あとは、寄稿してる媒体で名刺を作ってもらえる場合もある。そういう人はぜひ作ってもらった方がいいと思うんだけど、メディアの名刺にはメリットもあれば、デメリットもある。
そると デメリットも……?
ねこ まず、メリットから。メディアの名刺だと、会社名や住所が入るから取材相手に安心してもらいやすい。
一方で、仕事をもらう上でのデメリットもある。メディアの名刺を他の編集部の人に渡すと、「この人、○○の専属の人なのかな。うちから仕事頼むとマズいかな?」と、思われちゃうことがある。
そると あっあっ。
ねこ 特定メディアの専属だと思われてしまうと、新規でお仕事を頼みにくい……ということが発生しがち。
そると 確かになー。
個人名刺を作っておくと、何かとお仕事につなげやすくなります。自分で作る人、知り合いのデザイナーに発注する人など、名刺の作り方は人それぞれですが、家電量販店に行くと、簡単に自宅で印刷できる名刺シートも売っています。
自宅印刷だと、100〜200枚までいくとなかなか難しいですが、試しに名刺を作って様子見したいという人は十分だと思います。
最初はこういうものを作ってみて様子を見る、という感じで十分です。名刺作りは全然ハードル高くない!
ねこ 載せる情報だけど、「名前、職業、SNSアカウント、メールアドレス」は必須。住所と電話番号は、名刺としてはもちろんあった方がいいけど、必要条件ではないかなという印象。プライバシーの問題とかもあるしね。友人の編集者さんもそう言っていた。
ただ、例えばガジェット系ライターとかだと、編集部からレビュー用機材が届くこともあるから、その場合は住所を伝える必要があるよ。
そると なるほど。
ねこ ねこは裏面のスペースを使って、今までの実績や書籍を載せているんだが、名刺交換した際に「こんな記事を書かれてるんですね」みたいな感じで会話が広がるから、なかなかよいぞ。
そると 肩書だけど、ぼく、まだ3本ぐらいしか記事を書いてないんだけど、ライターって名乗って本当にいいのかなあ……?
ねこ お金をもらって記事を書いているのなら、名乗ってオッケーオッケー! 肩書にすることで、責任を持つことができるという効果もあるから。ちなみに、今まで交換した名刺の中には、「○○業界希望」といったものから「無職」までいたニャ。
そると 「無職」のインパクトやばい。
ねこ ちなみに、イラストレーターさんなら、自分のイラストをプリントしたり、コスプレイヤーさんならコスプレ写真をプリントしたりすると、分かりやすいし記憶に残りやすいぞ。
名刺が記憶に残りやすいと、「この仕事頼める人いないかなー」と思ったときに、真っ先に思い浮かべてもらえる可能性もある。さあ! そるとも自分なりの記憶に残りやすい名刺を作るんだ!
そると ぼく、がんばるよ!
この記事を書いている筆者(兼業ライター)は、ちなみにこんな名刺を使っています。イラストレーターCS4で作成、印刷屋さんのWeb入稿システムを使って発注し、自宅で受け取りました。
イラストは過去に描いて気に入っている「ヴィレッジヴァンガードに住みたい女の子」をプリント。イラストも描けるよというアピールにもなっています。イラストを名刺に載せたことでお仕事につながった例が過去にちゃんとあるので、これは載せていて本当に良かった〜。
あとは、「宝石鑑定士」の資格を持っているので、肩書に記載していますが、かなりの確率でつっこまれます。ここから会話が生まれるので、これも載せておいてよかった〜。というわけなので、宝石鑑定士の資格が生かせるお仕事もお待ちしています。
名刺というものは、筆者にとってはコミュニケーションツール。筆者は名刺が無いと初めて会う人と何も話せる気がしません! 名刺があると、「名刺交換、いいですか?」と、声をかけやすくもなるので、コミュニケーション能力に自信が無い人ほど個人の名刺を作るべき! 限られたスペースに自分のアピールを詰め込むことができる名刺をぜひ活用してみてください。
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