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» 2017年02月22日 13時55分 UPDATE

これ大発明! 液状やゲル状の汚れをどんどん吸い取る「スイトル」 (1/2)

子どもの食べこぼしにペットの粗相、どう対処したらいいのか分からないこと、ありませんか? もしカーペットや布地のソファーなどにぶちまけられてしまったら……。そんなときに便利なアイテムが登場しました。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 子どもの食べこぼしにペットの粗相、どう対処したらいいのか分からないこと、ありませんか? フローリングの床ならまだしも、洗濯できないカーペットや布地のソファーなどにぶちまけられてしまったら……。そんな悲劇にも迅速かつ的確に対処できる便利アイテムが登場しました。

「スイトル」。一見、注ぎ口を逆に取り付けちゃったケトルのようなデザインですが、実はすごいんです

 家電ベンチャーのシリウスが発表した「スイトル」は、ご家庭にある掃除機に装着するだけで使える“水洗い用クリーナーヘッド”。先端から水を噴出し、即座に吸引することで、狙った部分だけを“水洗い”するというスグレモノです。

あー、やっちゃった。コーヒー(フレッシュ入り)をカーペットの上に
ぞうきんで叩いてこの程度
スイトルならどんどん吸い取ります
ここまでキレイになりました

 例えばカーペットの上にこぼしてしまったコーヒー。雑巾などで吸い取り、ティッシュなどで叩いてみたりしても全てはとれませんよね。どうしてもシミや臭いは残ってしまいます。しかし、水を出しながら吸い取るスイトルなら、水でコーヒーを薄めながら除去できるため、後にコーヒーが残りにくいわけです。

ジャムやケチャップを落としたときは……

 またケチャップやジャムをどさっと落としてしまったときも慌てることはありません。スイトルの吸い取り口を少し浮かせて近づけ、まずは上のかたまりを大まかに除去しましょう。スイトルは、ジャムのようなゲル状のものからラーメンなどの固形物まで、さくっとスイトルことができます。いえ、吸い取ることができます。

まずは少し浮かせて上の部分を吸引
きれいになりました

 吸い取った汚れは、水と一緒にタンクの中をぐるぐると回っていました。これが20年以上にわたって“水掃除”の研究開発を続けてきた発明家、川本栄一氏が考案した「アクアサイクロン」技術。まさに水のサイクロンですが、洗濯できない場所の“部分的な水洗い”を可能にした画期的なアイデアです。

 実は、スイトルにはモーターはおろか、電子部品は一切使われていません。動力源は掃除機の吸引力のみ。ABSなどの樹脂製パーツと一部金属を組み合わせただけの純粋なメカニズムにより、これまでにない斬新な水洗いを実現しています。ちょっと中をのぞいてみましょう。

水のサイクロンって何?

 円筒形の本体部分は2重のタンクになっています。使用するときには内側のタンクに500mlほどの水を入れ、掃除機に装着してスイッチオン! すると掃除機が吸引する風圧を利用して、タンクから延びる細いパイプが水を吸い上げ、ノズルの先端から吹き出します。このノズルも実は2重構造になっていて、内側の出水口から吹き出した水は、すぐに周囲の吸引口から回収される仕組み。汚れた水を残さず、キレイな水を供給し続けるために効率良く掃除できるわけですね。

構造解説用のクリアモデルを下からみたところ(底面も外しています)。内側の水タンクから細いパイプで水を吸い上げます
ノズルの先端を正面から見たところ。小さな穴が吹き出し口、その周囲が吸引口になっています

 中を見ると、フタの内側に円形のファンが取り付けられていました。これは「ターボファンユニット」と呼ばれるもので、掃除機の風圧で回転し、汚水を吸い上げる役割を持っています。水は重いので下に落ち、本体外側の汚水タンクに溜まります。空気と水を分離するのですから、まさに掃除機のサイクロン技術(空気とゴミを分離する)と同じ役割を持っていることが分かりますね。ちなみに空気は上部に設けられたダクトから掃除機本体に流れていきます。

これがターボファンユニット
ゴミと空気の流れ(公式動画より)

 汚水タンクの水を捨てるのもワンタッチ。固形物が含まれているときも三角コーナーなどの上で開けば良いため、手を汚す必要もありません。ペットの粗相ならトイレに持っていって流すこともできます。しかも、スイトル自体も樹脂製パーツばかりですから、じゃぶじゃぶ水洗いできます。

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