コラム
» 2017年03月06日 14時23分 UPDATE

さようなら実物大ガンダム、その軌跡とこれから (1/3)

まだだ、まだ終わらんよ。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 東京・お台場の「ダイバーシティお台場」敷地内にある全高18mの実物大ガンダムの展示が3月5日に終了しました。なんと次は実物大の「ユニコーンガンダム」が登場するそうですが、ここで過去の記事からガンダムの旅路を振り返ってみましょう。

2009年、最初に公開されたイメージ図。(c)創通・サンライズ

 計画が始まったのは2007年頃。2009年「機動戦士ガンダム」が放映30周年を迎えるにあたり、サンライズ宮河社長の発案によって「リアルなガンダム」を作ることが決まりました。そして2009年3月には実物大ガンダムを作る計画が発表されます。

ライトアップイメージ

 鉄骨とFRPで作られたガンダムは全高18m。頭部が上下左右に可動し、両眼、両肩の警告ライトなど約50カ所に発光ギミックを内蔵。さらに両胸のスリット部、足首、背中のバーニアなど14カ所にはミストを噴射するギミックを搭載するといった内容に日本中が驚きました。ちなみに建造に携わった乃村工藝社は、2007年7月にオープンした富士急ハイランド「ガンダムクライシス」の横たわった実物大ガンダムを作った会社でもあります。

発表会には、サンライズの内田健二社長やバンダイナムコゲームスの石川祝男社長も登場

 2009年5月、建設中の実物大ガンダムが報道関係者に公開されます。このときはBパーツ(下半身)が完成間近という状態で、高さは全体の半分ほど。それでも“実物大”の迫力はかなりのものでした。

潮風公園で建造中だったガンダム
囲いの中に入って後ろから
Aパーツも準備中でした
こちらは2009年6月に撮影した完成間近のガンダムです

 2009年7月11日、お台場「潮風公園」内の「太陽の広場」でガンダム立像の公開がスタートします。オープニングセレモニーには富野由悠季監督やアムロ・レイ役の声優・古谷徹さんも登壇してあいさつしました。

公開日の様子
RX-78-2 東京オリンピック・パラリンピック招致サポートバージョン

 そういえば2016年の五輪誘致を目指してガンダムにも「TOKYO 2016」のロゴマークが入っていました。2016年は逃しましたが、2020年の東京五輪開催につながりました。今となっては懐かしいですね。

 潮風公園での展示は同年8月末までのわずか52日間でしたが、周囲には屋台が建ち並び、ガンダムを眺めるためのパックツアーやホテルの宿泊プラン、限定グッズなども登場しておおいに盛り上がりました。イベント開催中に訪れた人は約415万2000人といわれています。

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