iPhoneの米国での販売台数が16%増──Counterpoint調べ
米国の1〜3月期のスマートフォン販売市場は前年同期比11%減だった。AppleのiPhoneシリーズは16%増で、メーカー別シェアではAppleが首位で42%。2位のSamsungと20ポイントの差を付けた。
香港に拠点を置く調査会社Counterpointは5月22日(米国時間)、米国での2018年1〜3月期のスマートフォン販売についての調査結果を発表した。総販売台数が前年同期比で11%減少した中、米AppleのiPhoneシリーズは16%増加した。総販売台数は3870万台。iPhoneシリーズは1600万台で過去最高だった。
機種別ランキングでは、1〜5位までiPhoneが占めており、1位は「iPhone 8」の64GBモデル、2位は「iPhone X」の64GBモデルだった(Counterpointの調査ではモデルがストレージ別になっている)。
韓国Samsung ElectronicsのGalaxyシリーズは、6位に「Galaxy S8」の64GBモデルがランクインしている。最新の「Galaxy S9/S9 Plus」が米国で発売されたのは3月中旬だ。
企業別のシェアでは、Appleが42%。2位のSamsungからハイエンドモデルでのシェアを奪ったとCounterpointは指摘する。販売価格が800ドル以上のハイエンドモデルに限ってみると、Appleのシェアは80%という。
メーカー別シェアの3位は韓国LG Electronics、4位は中国ZTEだった。ZTEは低価格なプリペイド端末が人気だが、米政府によるZTEへの制裁の影響が今後出てくる可能性があるとCounterpointはみている。
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