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昨年末出荷の携帯、半数がメガピクセルカメラ搭載

» 2004年03月29日 19時13分 公開
[ITmedia]

 インターナショナルデーターコーポレイションジャパン(IDC Japan)は3月29日、2003年第4四半期の国内携帯電話市場規模を発表した。カメラ機能付き携帯電話の占有率が全体の9割以上にのぼり、そのうち半数近くがメガピクセルカメラを搭載しているという結果だ。

 2003年第4四半期に200万画素クラスの撮像素子搭載モデルが連続して投入され、メガピクセルカメラのシェアが拡大。全体の約46%を占めた。平均画素数は、同年前期の43万画素から73万画素に上がっている。

 第3世代携帯電話(W-CDMA)のシェア(台数ベース)は7%。NTTドコモが「900i」を積極的に投入し、「2004年第1四半期には15−20%まで拡大する可能性が高い」と予想している。

 ベンダー別シェアは2003年第3四半期から大きな変動はなく、NEC(20.6%)、パナソニック モバイルコミュニケーションズ(16.8%)、シャープ(12.1%)、東芝(11.7%)、三菱電機(9.4%)、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(8.3%)の順。

 総出荷台数は、前年同期比17.9%増の1335万台。2003年の年間総出荷台数も前年比同28.5%増の5070万台に伸びた。

 一方2004年は、携帯カメラのユーザーに対する訴求力が低下するため出荷台数が大幅に落ち込むとの予測だ。パケット定額制による需要喚起は注目されるものの、本格的な需要回復は2004年後半から2005年になると見ている。

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