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「PlayStation6」の恥ずかしさNews Weekly Access Top10(2004年3月28日〜4月3日)

» 2004年04月05日 19時04分 公開
[岡田有花,ITmedia]

News Weekly Top10 3月28日〜4月3日

1位 ソニーが描く、未来型ゲーム機「PlayStation 6」の機能
2位 2ちゃんねる、一部掲示板が利用不能に
3位 「ねっとりびあ」で「あっへぇ」な本が出る
4位 [WSJ] IT利用にも「文化差」、アジアと米国の違いは?
5位 未来のPlayStationに操作ボタンはない?
6位 ライブドア、イーバンクの“脅迫”音声鑑定結果は「クロ」
7位 Xboxの値下げは「3月30日」、PS2も4月値下げへ?
8位 プレステからスパコンまで、Powerのすそ野を広げるIBM
9位 「10年後、ハードはタダ同然になる」とビル・ゲイツ氏
10位 Google、容量1Gバイトのメールサービス「Gmail」をテスト

 ドラえもんの秘密道具並みにすごそうな「PlayStation 6」。十字キーなどの操作ボタンはなく、プレーヤーの動きをカメラで読み取り、コマンドは音声でマイクから入力するという。

 カメラで動きを読み取るゲームといえば、PS2用の「EyeToy」。付属のUSBカメラの前に立って「窓拭き」「カンフー」などといったアクションをし、得点を競うゲームだが、これをプレイしている様子は端から見るとかなりおかしい(関連記事を参照)。なぜかものすごい笑顔で、両手をいっぱいに手を広げて上下に振っている人とか、真剣な表情でリズミカルにカンフーポーズを決めまくる人など、画面なしで観察すれば爆笑間違いなしだ。

 PS6では、画像を網膜に直接投影するヘッドマウント式ディスプレイを採用、いつでもどこでもゲームができる。例えば、バス停でもプレイ可能だという。バスを待っているおじさんが、突然ものすごい笑顔で両手をいっぱいに広げて上下に振りだしたり、カンフーポーズを決めまくったりするといった光景が見られるに違いない。これは相当変だ。というかかなり迷惑な気がする。バス待ち中のPS6プレイはきっと、迷惑防止条例で禁止されるに違いない。

 おかしいのは見た目だけではない。音声入力式コマンドだから、いちいちしゃべらないとゲームできない。例えば、「わーたたたたた」と叫びながら一人で殴ったり蹴ったり、たまには殴られて倒れたり起き上がったりしつつ「お前はもう、死んでいる」とか言ってる人が、日曜昼下がりの公園なんかにいっぱいいたりするんだろう。

 恋愛ゲームはどうするんだ。「愛してるよ」とか「おにいちゃん、だいすき」とかいう恥ずかしいせりふも、今までなら十字キーで選ぶだけで勝手に発音してくれたのに、PS6では自分で喋らなきゃいけないのか。

 PS2で十分かもしれないと少し思った。

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