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SGI、Mayaのメーカー売却で合意

» 2004年04月16日 08時21分 公開
[ITmedia]

 米Silicon Graphics(SGI)は4月15日、グラフィックスソフト子会社のAliasを、現金5750万ドルで投資会社のAccel-KKRに売却することで合意に至ったと発表した。今四半期中の取引完了を見込んでいる。同社は先日、Alias売却に向けて交渉中であることを明らかにしていた(2月12日の記事参照)。Aiasは3D CGアニメーションソフト「Maya」のメーカーとして知られる。

 SGIでは、Aliasは独立した事業として運営されてきたため、その売却がSGIの事業、顧客との関係、戦略的な決定に大きな影響を及ぼすことはないとしている。また、AliasはAccel-KKRの下で独立企業としてこれまでと同じように事業を継続、経営陣、製品のサービスやサポートに変更はないとしている。

 Alias売却は、SGIの中核事業である高性能コンピューティング、ストレージ、高度仮想化に業務を集中させる戦略に沿ったもの。同社は特に、Linuxベースの高性能システム推進に力を入れている。

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