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Gartner、NGSCBの修正を評価

» 2004年05月13日 10時37分 公開
[ITmedia]

 調査会社米Gartnerは5月11日、セキュリティ技術「Next-Generation Secure Computing Base」(NGSCB)に修正を加えるというMicrosoftの発表を評価するアナリストのコメントを公開した。

 同社アナリストのマーティン・レイノルズ氏は、NGSCBはLonghornに緊密に統合され、この結果、アプリケーションの書き換えなしに容易にセキュリティを強化できるようになると述べている。

 NGSCBは当初、あらゆるOSと並行して機能する保護領域を設ける設計とされていた。この場合、Windowsの開発プロセスからは切り離されるが、NGSCBの機能を使おうとすると、アプリケーションを書き換える必要が出てくる。だがMicrosoftは、計画を修正してLonghornインフラ内部にNGSCBを実装することにしたとレイノルズ氏は解説、これにより、アプリケーションの書き換えなしにNGSCBの利点を享受できる可能性が多いに高まったとしている。

 Longhornはパスワードなしの強力な認証機能を持ったNGSCBコンポーネントとともにリリースされるだろうとし、今後もLonghorn/NGSCB関連のプログラム・計画の進捗を観察し続けるようITのベンダーとバイヤーにアドバイスしている。(→詳細記事)

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