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MS、ボリュームライセンス修正

» 2004年05月21日 09時02分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Microsoftは5月19日、物議を醸しているボリュームライセンスプログラム(SA)に手を加え、災害復旧対策とホスティングのサービスを追加する。

 Software Assurance(SA)に加入している顧客は6月1日以降、災害復旧専用の「コールド」サーバに、ライセンス対象のサーバソフトを、一つ追加でインストールできるようになる。

 Microsoftの定義によれば、コールドサーバとは災害発生までスイッチを切ってあるサーバのこと。このサーバは所定のメンテナンスを除き、業務処理などに使うことは認められない。この適用が受けられるのは特定の2年あるいは3年のSA契約のみで、恒久的なものではないと説明している。

 同じく6月1日以降、ボリュームラインセンスの価格表に「MapPoint Web Services」と「Microsoft Office Live Meeting」を追加する。MapPoint Web Servicesはアプリケーションにロケーションベースのサービスを組み込むことができるXMLベースのWebサービス、Office Live MeetingはオンラインWeb会議サービス。

 Microsoftはボリュームライセンスモデルの「Licensing 6.0」と、特にソフトメンテナンスプログラムのSAで顧客にとっての魅力を高める取り組みを進めており、今回のライセンスプログラム強化もその一環。

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