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日立と松下、大型液晶パネルを共同生産か

» 2004年08月06日 16時12分 公開
[IDG Japan]
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 日本経済新聞は8月6日、日立製作所と松下電器産業が、液晶パネルを共同で生産することで基本合意したと報じた。日立は東芝にも参加を呼びかけている。

 日立が2006年にも新設する液晶工場の費用1000億円の一部を、松下が負担する計画だという。工場ではテレビ用の大型パネルを製造すると報じられている。

 日立と松下に日経新聞の報道に対するコメントを求めたが、まだ何も決まっていないと答えている。東芝はコメントを避けた。

 最近のディスプレイ産業では、今回のような提携がよく見られるようになっている。背景には、新技術の開発を速めるために専門性を分かち合い、最新の製造ラインにかける膨大な費用を共有しようという考えがある。

 Samsungとソニーは今年に入り、合弁会社を新設し、液晶工場の建設を進めている(関連記事参照)。これは、Samsungとソニーにとって液晶パネルの主力生産拠点となる。2005年上半期に完成し、量産を開始する計画だ。

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