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ユビキタス基盤「OSGi」普及へユーザー企業団体が発足

» 2004年09月28日 17時44分 公開
[ITmedia]

 NTT(持株会社)やNEC、日本アイ・ビー・エム(IBM)など6社は9月28日、ユビキタスネットワーク基盤「OSGiサービスプラットフォーム」の利用促進に向け、ユーザー団体「OSGiユーザフォーラムJapan」を設立した。

 OSGi(Open Services Gateway Initiative)サービスプラットフォームは、PCや家電、モバイル端末や車載端末など多彩な機器が接続されたユビキタスネットワークで、各機器の機能変更・追加を容易に行うためのソフトウェア部品化技術。

 同技術をデジタル家電に実装すれば、新サービスの追加や不具合の修正などをダウンロードで行えるようになる。ユビキタスネットワークの汎用的技術基盤として、米IBMや東芝が参加するOSGi Allianceが標準化を進めている。

 ユーザフォーラムを設立したのは、NTT、NEC、日本IBMのほか、シャープ、東芝、三菱電機。会長には徳田英幸・慶応義塾大学教授が就任した。無料で加入でき、三洋電機やKDDI研究所なども会員として参加する。

 同技術の対象は通信や家電、自動車など広範囲にわたるため、業種を超えた企業同士による情報交換に加え、異業種連携による従来にない新サービスの開拓も図っていく。

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