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カプコン中間は増収減益に

» 2004年11月19日 18時48分 公開
[ITmedia]

 カプコンが11月19日発表した2004年4−9月中間期連結決算は、売上高は前年同期比で3割近く増えたものの、売上原価率の上昇などで減益となった。

 売上高は285億3700万円(前年同期比27.1%増)、営業利益は17億7800万円(同3.6%減)、経常利益は14億8600万円(同5.4%減)、純利益は5億4300万円(同40.9%減)。

 コンシューマー向けゲーム事業では、PlayStation 2(PS2)用輸入タイトル「グランド・セフト・オート・バイスシティ」がヒットしたが、PS2用「バイオハザード アウトブレイク FILE2」は伸び悩んだ。ゲームボーイアドバンス用「ロックマン ゼロ3」「ロックマン エグゼ4.5」は順調だった。海外では「メガマン アニバーサリーコレクション」(PS2、ゲームキューブ)などが好調。同部門の売上高は173億8700万円(同29.7%増)、営業利益は3億2100万円(同33.3%減)だった。

 今後は「ニンテンドーDS」や「プレイステーション・ポータブル」(PSP)の発売で市場が「久々に活気づく」と見る一方、携帯電話やネットがライバルになる“財布の奪い合い”から競争が激化、勝ち組と負け組の二極化が鮮明になると予想。オンライン事業の強化や、映画化によるメディアミックスなど多面的に事業を展開するとしている。

 通期見通しは、売上高655億円、経常利益68億円、純利益39億円。

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