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東北大のSX-7がHPC Challengeで世界最速を達成

» 2004年12月21日 20時33分 公開
[ITmedia]

 NECは12月21日、東北大学情報シナジーセンターに納入したスーパーコンピュータ「SX-7」が、ベンチマークテスト「HPC Challenge」で世界最高速を達成したと発表した。

 同テストは、スーパーコンピュータの性能番付「Top500」で使われているLinpackを補完するもの。Linpackと同じ連立方程式の演算に加え、行列の転置によるネットワーク転送性能評価や、ノード間転送性能なども評価できるのが特徴だ。

 同テストに登録しているスーパーコンピュータは15機種49件。東北大のSX-7は同テストをシングルノードで実行し、同テストの28項目のうち16項目でトップに立った。

 Top500でトップの座を追われたばかりのNECだが、「Linpackでは実効性能が反映されにくい」が同社の主張だ(関連記事参照)。「より総合的なHPC Challengeの多くの項目で世界一を目指し、高い実効性能のスーパーコンピュータを提供していく所存」としている。

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