NECは12月21日、東北大学情報シナジーセンターに納入したスーパーコンピュータ「SX-7」が、ベンチマークテスト「HPC Challenge」で世界最高速を達成したと発表した。
同テストは、スーパーコンピュータの性能番付「Top500」で使われているLinpackを補完するもの。Linpackと同じ連立方程式の演算に加え、行列の転置によるネットワーク転送性能評価や、ノード間転送性能なども評価できるのが特徴だ。
同テストに登録しているスーパーコンピュータは15機種49件。東北大のSX-7は同テストをシングルノードで実行し、同テストの28項目のうち16項目でトップに立った。
Top500でトップの座を追われたばかりのNECだが、「Linpackでは実効性能が反映されにくい」が同社の主張だ(関連記事参照)。「より総合的なHPC Challengeの多くの項目で世界一を目指し、高い実効性能のスーパーコンピュータを提供していく所存」としている。
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