警察庁は、国内で初めてフィッシング詐欺による被害を確認したことを受け、12月24日、対策を強化すると発表した。フィッシング行為の摘発に力を入れるほか、各都道府県警察本部に「フィッシング110番」を設置し、情報収集を進める。
関係機関と連携し、企業の偽Webサイト開設などフィッシング詐欺につながる行為を防止。フィッシング行為自体を業務妨害や著作権法違反(複製権侵害、公衆送信権侵害など)で検挙するよう努めるとしている。
「フィッシング110番」は、全国のサイバー犯罪相談窓口内に設置。提供情報をもとに取り締まりを強化する。
加えて、情報セキュリティ専門家などで構成する「総合セキュリティ対策会議」でフィッシング詐欺対策臨時会議を開き、効果的な対策や官民の協力体制について検討する。
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