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AOLが検索エンジン刷新、デスクトップ検索も提供へ

» 2005年01月21日 08時24分 公開
[ITmedia]

 米America Online(AOL)は1月20日、検索エンジン「AOL Search」の新バージョンを発表した。従来からのGoogle検索結果に加え、新しいパートナーと提携して検索結果の絞り込み機能やローカル検索機能を強化。今後デスクトップ検索にも進出する予定。デスクトップ検索ツールは昨年から今年にかけてMSN、Google、Yahoo!から相次いでリリースされ、競争が激化している。

 AOL Searchでは新機能としてソーティングとクラスタリング機能を提供、ユーザーが探しているものをより速く、効率的に見つけ出すのを支援する。クラスタリング技術はVivisimoがライセンスを供与。トピックごとに検索結果を自動的に整理し、通常のWeb検索結果と並んで表示する。主要検索エンジンの中でクラスタリング技術を取り入れたのはAOL Searchが初めてだという。

 また、「SmartBox」ツールでは、予想される検索項目を自動表示、ユーザーが「検索」ボタンをクリックする前にクエリーを絞り込める。例えば「eagles」と入力すると、ロックバンドの「The Eagles」、フットボールチームの「The Philadelphia Eagles」、鳥類の「Eagles」などの選択肢が提示される。

 デスクトップ検索はCopernicとのライセンス契約を通じて提供予定。AOL Searchにデスクトップ検索機能を統合、ユーザーが1カ所からオンライン検索と、自分のPCのHDD検索を実行できるようになる。

 Fast Search & Transferとの提携を通じてローカル検索も強化を図る。新しいアルゴリズムに基づく検索機能強化に加え、地域ごとに検索結果のカスタマイズが可能になる。また、インターネット広告サービスを提供しているIngenioとの提携により、各地の広告主向けのサービスも強化する。

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