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IBM、Linuxクライアント推進に1億ドル

» 2005年02月18日 08時31分 公開
[ITmedia]

 米IBMは2月17日、向こう3年間で1億ドルを投じ、Workplaceソフトを通じたLinuxのサポート拡大を図る計画を発表した。独立系ソフトベンダー(ISV)支援プログラム、チャネル・パートナー支援、研究開発、営業・マーケティングなどに集中的に投資する。

 Linuxプラットフォーム上でIBMのWebSphere Portal、Lotus Notes/Domino、Workplaceといったコラボレーションソフトを導入する顧客が、昨年2けた台の成長を示したことを受けた措置。Linuxサポートの拡大により、エンド・トゥ・エンドのLinuxソリューション開発を支援。さらに、クライアントの選択肢を拡大してクロスプラットフォーム対応を通じたコスト管理と柔軟性拡大を支援する。

 IBMのWorkplaceクライアント技術では、Linuxを含む各種のOSで製品とアプリケーションを実行でき、クライアントサイドのLinuxソリューションを求める顧客の選択肢拡大につながっていると同社は説明。「顧客はLinuxの価値をデスクトップに広げる手段を求めていることから、IBMではフルサポートされたLinuxクライアントの代替製品を提供すべき時がきたと判断した」と述べている。

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