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» 2005年02月21日 16時35分 UPDATE

「クロック据え置き、キャッシュ2倍」の最新P4発表

最新Pentium 4はクロック3G〜3.6GHz、キャッシュは2Mバイト。Intelはこの新版で、クロックスピード向上から、キャッシュ拡大で性能を向上させる方向へと転換している。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 米Intelは2月21日(米国時間)、Pentium 4のクロックスピードが実際的な限界に達したと判断して以来、初めて同プロセッサラインの新製品をリリースする。

 Pentium 4の新モデル4種は2次キャッシュが1Mバイト拡大して、合計で2Mバイトとなっている。キャッシュメモリは、頻繁にアクセスするデータをプロセッサの近くに置いておくためのもので、キャッシュ内のデータはPCのメインメモリ内のデータよりも高速に処理できる。

 Intelは何年にもわたり、クロックスピードの向上によってPentium 4の性能を高めてきたが、90ナノメートルプロセスへの移行に伴う電流リークの問題により、プロセッサの速度を上げられなくなっている。同社は昨年、Pentium 4のクロックスピードは3.8GHzで頭打ちになると発表した(11月16日の記事参照)。プロセッサのキャッシュメモリを増やせば、クロックスピードを増やすほどには電力を使わずに済む。

 また新版Pentium 4は64ビットOS・アプリケーションをサポートする。Intelと、2003年に64ビットデスクトップCPUを投入したAMDは、Microsoftの64ビットWindows XP製品版に合わせて準備を進めているところだ。同OSは何度もスケジュールが遅れた末、今年前半にリリースされる見込みだ。Linuxは既に64ビット拡張技術に対応している。

 新しいPentium 4は、Intelとその顧客のPCメーカーに、最初のデュアルコアデスクトップCPUが登場するまでに一息つく余裕を与えるだろう。最初のデュアルコアデスクトップCPU「Smithfield」は6月末までに登場の見込みで、仮想化などの新技術をサポートする新しいチップセット技術とともにリリースされるだろう。

 Pentium 4新版は、3.6GHzのPentium 4 660、3.4GHzの同650、3.2GHzの同640、3GHzの630の4種。またIntelは2Mバイトキャッシュと1066MHzフロントサイドバスを備える3.73GHz Pentium 4 Extreme Editionもリリースする。このプロセッサはたいてい、最高性能のIntelプロセッサに金を惜しまないゲームファンやPCマニアを対象としている。

 価格は1000個ロット時で、660が605ドル、650が401ドル、640が273ドル、630が224ドル、3.73GHz Extreme Editionが999ドル。

 Hewlett-Packard(HP)とGatewayは、これら新プロセッサをサポートする計画だとしている。660と650搭載のPCは21日にHPのWebサイトで提供開始され、640と630は3月9日からオプションとして提供される予定。Gatewayは近いうちに新版Pentium 4を搭載したデスクトップを発表する計画だ。

 Dellの製品計画は通常、Intelのリリーススケジュールと密接に連動しているが、Dellの広報担当者に同社PCに新版Pentium 4が採用されるかどうかの確認を求めたところ、返答は得られなかった。

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