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東芝とソニー、次世代DVD規格統一は「何も決まってない」

» 2005年05月10日 15時53分 公開
[ITmedia]

 青紫色レーザーを利用した次世代光ディスクの統一規格で、Blu-ray Discと同じ保護層0.1ミリ厚の構造が採用されそうだとする一部報道について、東芝とソニーは5月10日、「まだ何も決まっていない」とのコメントを発表した。

 ソニー広報センターは「ソニーと松下電器産業、東芝の3社で規格統一に向けた話し合いを行っているのは事実。ユーザーの利便性を考えると、シングルフォーマットが理想的との立場は従来と変わらないが、報道されたようなことは何も決定していない」とコメントした。

 東芝は「統一に向けた話し合いは進めているが、0.1ミリ層を統一案とする事実はなく、HD DVDプロモーショングループのメンバーに対して統一案を打診する予定もない」とコメント。「5月11日から開かれる「Media-Tech Expo 2005」(米ラスベガス)で「HD DVDを大容量化した再生専用ディスクなどに関する発表を予定している」とした。

 同日付けの日本経済新聞によると、次世代DVD統一規格の具体案が早ければ週内にもまとまる見通しという。ディスク構造は保護層0.1ミリ厚のBlu-ray方式を軸に調整し、ソフト技術は東芝方式を採用する方向で、ソニーと東芝は来週にも、両陣営メンバーに統一案を打診すると報じた。

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