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Sasser作成少年に禁固21カ月、執行猶予3年の有罪判決

» 2005年07月09日 07時28分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Sasserワーム作成の罪で起訴されたドイツ人少年が、コンピュータ損壊3件とデータ操作4件の罪で有罪判決を受け、執行猶予付きで21カ月の刑を言い渡された。

 裁判所の声明によると、スベン・ヤシャン被告(19)に対する判決は7月8日、独フェルデンの地裁で言い渡された。

 ヤシャン被告は3年間の執行猶予に基づき釈放される。執行猶予期間中に再度犯罪を犯した場合、少年拘置所で21カ月間拘置される。

 さらに、同被告は老人ホームか病院で30時間の奉仕活動を行わなければならない。

 論告求刑では検察側が2年を求刑していたのに対し、弁護側は1年とするよう求めていた。裁判所が比較的長い刑期を言い渡したのは、ヤシャン被告がワームの高度化と高速化にかなりの労力を注いだこと、およびこれがうまくいった時に上機嫌になっていたことによる。ただ、同被告が全面的に自供しており、行動を改められることを示しているとして、検察の求刑よりは短くなった。

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