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VGA/QVGAを自由に使い分け 携帯用デュアルモード液晶

» 2005年09月27日 19時31分 公開
[ITmedia]

 東芝松下ディスプレイテクノロジーは9月27日、VGA(480×640ピクセル)表示とQVGA(240×320ピクセル)表示を自由に切り替えて使える高精細低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイを開発したと発表した。通常時はQVGA、地図やWebサイトの閲覧時にはVGAで、といった使い方が可能という。

photo VGA(左)とQVGAを使い分けできる

 開発したディスプレイは2.4インチで26万色/VGA表示に対応し、精細度は332PPIとなる。コントラスト比は400:1、視野角は上下左右とも160度。

 携帯電話で現在主流のQVGA信号と、高精細なVGA信号の両方に対応。消費電力はVGA時が30ミリワット(バックライト含まず)、QVGA時は18ミリワット(同)。通常の待ち受け時などはQVGAで消費電力を抑え、高精細表示に適したコンテンツを利用する際にはVGAに切り替えるなど、使用目的に応じて使い分けが可能だ。

 応答速度を約40%改良し、広視野角・高コントラスト特性から動画再生やテレビにも適しているとしている。

 開発品は、「CEATEC Japan 2005」(10月4〜8日、幕張メッセ)の東芝ブース、「FPD International」(10月19〜21日、パシフィコ横浜)の東芝松下ディスプレイブースにに出展する。

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