Microsoftは次期ブラウザInternet Explorer(IE)7のβ2で、ネットショッピングなどに使われるHTTPS接続のセキュリティ強化を図る。公式ブログで明らかにした。
HTTPSは暗号を使ってインターネットトラフィックを保護するもので、Secure Sockets Layer(SSL)またはTransport Layer Security(TLS)プロトコルが使われている。
IE7ではデフォルトのHTTPSプロトコルを変更し、SSLv2は廃止してより強力なTLSv1プロトコルを採用する。IE6でもユーザーが手動でこの設定を行うことは可能だが、IE7ではSSLv3かTLSv1がデフォルトとなる。
この変更によってユーザー側でIEの使い勝手に違いが出ることはないとブログでは説明。同社の調べによれば、SSLv2が必要なサイトは「ほんの一握り」しか残っていないという。サイトをSSLv3かTLSv1に対応させるのは簡単な設定を変えれば済むとして、ブログではサイト運営者に対し、現在SSLv2を使っている場合はSSLv3かTLSv1が使えるように設定を変更してほしいと呼び掛けている。
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