モバイルWiMAXの名で知られるブロードバンドワイヤレス技術の標準仕様が承認された。モバイルWiMAXネットワークを使えば、街のどこからでも無線でインターネットにアクセスできるようになる。
国際標準化団体IEEEで802.16作業部会議長を務めるロジャー・マークス氏によると、IEEEが802.16e(モバイルWiMAX)仕様を承認した。同氏はこのニュースについて802.16eのニュースグループに投稿した。
同仕様ではベンダーが、他社製品と互換性のある機器を構築できるようになる。しかし仕様の承認は、サービスをエンドユーザーに届ける過程の中の1歩にすぎない。
Gartnerの調査担当副社長、イアン・キーン氏の話では、モバイルWiMAXの認定製品が登場するのは2006年末近くになる見通し。ユーザーがこのサービスの恩恵を受けるためには、その後オペレーターがネットワークを敷設しなければならない。
WiMAX互換製品の認定団体WiMAX Forumでは、現在固定版のWiMAXに準拠した製品のテストを行っているが、これまでのところ公式に認定された製品はない。
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