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ソニー、中国でのデジカメ販売を一時停止

» 2005年12月16日 16時44分 公開
[IDG Japan]
IDG

 ソニーは中国浙江省からサイバーショット6機種が品質基準を満たしていないと通告されたことを受け、同国でこれら機種を一時的に販売停止した。

 浙江省工商行政管理局は同省で販売されているメーカー6社のデジカメ34機種をテストした結果、13機種が基準を満たしていないと判断したと12月13日付けの声明文で述べている。

 同局は基準を満たしていないと判断したサイバーショット6機種の詳細を明らかにした。しかし品質基準に関する詳細や、ほかの7機種のメーカーとモデル名については公表しなかった。同局が実施したテストの内容や、そのテストを実施した理由にしても明かしていない。

 「この問題を解決するため、浙江省工商行政管理局と交渉中だ」とソニーの広報担当、柳澤晶子氏は語る。「解決に至るまでは、当該6機種の中国市場での出荷を一時的に停止する」

 問題の6機種は、上海で製造されているDSC-H1とDSC-L1、江蘇省無錫で製造されているDSC-P200、DSC-W7、DSC-W5、DSC-S90。

 浙江省当局の声明文によると、これら6機種はすべてホワイトバランスと画質の均一性の基準を満たしておらず、また上海で製造された2機種については自動露光補正と液晶の輝度の基準も満たしていないという。

 ソニーは、このテストのバックグラウンドを調査しているところであり、このテスト結果は製品の問題を示すものだとは考えていないと述べている。

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