ネットは「リアルのきずな」を強くする――Pew調査
「ネットばかりやっていると人付き合いができなくなる」――こんな懸念を持つ人もいるが、その心配は無用かもしれない。
米調査団体Pew Internet & American Life Projectが発表した調査結果によると、インターネットと電子メールは、人々のオフライン世界での社会的な結びつきを強めるという。
Pewは2200人の米国民のインターネット利用を調査し、「The Strength of Internet Ties」と題した調査報告書にまとめた。
この報告書には、インターネットは直接の対面や電話での接触とシームレスに合致し、人々はインターネットの助けを借りて、かなり大きな社会ネットワーク――たとえその中の多くの人が近くに住んでいなくても――と積極的に関わり続けていけると記されている。
「人脈ネットワークが大きく、広く、多様になるほど、電子メールは重要になる」と報告書の執筆に参加したトロント大学の社会学者ジェフリー・ボーズ氏は語る。「すべての友人に頻繁に電話をかけたり、会いに行ったりすることはできないが、ちょっとキーを打つだけで定期的に友人に『cc』できる。これが非常に重要だと分かった」
インターネットの大きなメリットの1つは、問題や重大な決定に直面したときに、人脈を活用できることだという。Pewの調査では、ネットユーザーは非ネットユーザーよりも、重要なイベントに直面したときに人脈ネットワークの中で支援を受ける傾向が高かった。
また一部のユーザーは、人生において決定を下すときや節目に立ったときに情報を入手したり、選択肢を比較するためにインターネットを利用していることも示された。米ネットユーザーの45%以上が、インターネットが過去2年間、1回以上の重大な決断において重要な役割を果たしたと回答した。2002年初めに行われた同様の調査よりも33%増えた。
回答者は、主に以下のような場合にインターネットが重要な役割を果たしたと答えた。
- 仕事のためのトレーニングを受ける
- 大病にかかった人を支援する
- 自分あるいは子どもの学校を選ぶ
- 車を購入する
- 投資や金銭的な決定をする
- 新しい家を見つける
- 転職する
- 病気や健康状態に対処する
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
総務省、GMO攻撃者サイトの「ブロッキング」を通信各社に要請 報道
-
2
楽天カード、本人認証をワンタイムパスワードに統一 27年2月から順次
-
3
Binanceの約1兆円流出、北朝鮮ハッカー集団「TraderTraitor」の犯行か
-
4
「低評価でキャラが悲しげな目」 モスバーガーのアンケートがSNSで話題 運営会社に狙いを聞いた
-
5
「PayPay連携の銀行から、お金全部盗られた」被害報告……原因と対策は? PayPayに聞いた
-
6
松屋のアプリに不正アクセス、約238万件の個人情報が漏えい 停止中の補償も予定
-
7
グッスマ、顧客の2800人のカード番号全16桁+セキュリティコードなど流出か 下4桁は40万枚分
-
8
セガのスマホゲーム「チェンクロ」、セキュリティ問題で1~2カ月の長期メンテ 13年続く長寿タイトル
-
9
日本郵政「ゆうID」不正ログイン、他社で流出したパスワード使うリスト攻撃か……2段階認証必須に
-
10
無印良品、不正アクセスで最大2726万件の会員情報漏えいか 退会済みのユーザーも対象
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR