米Microsoftは3月7日、新しい検索サービス「Windows Live Search」のβ版を公開したと発表した。
同サービスでは、検索プレビュー、スコーピング(検索範囲の指定)ツール、検索結果ページの情報量を調整するスライドバー、ページからページへと移動しなくても検索結果を閲覧できるスマートスクロールなどの高度なツールを提供するとMicrosoftは説明している。
またユーザーは画像検索、ニュース検索、RSSフィード、メール検索、地域情報検索、MSN ShoppingやMSN Spacesの検索など、特定のカテゴリーを検索できる。このサービスはWindows Live Messenger、Windows Live Mailなど今後登場するWindows Liveサービスすべてにわたって統一的な検索体験を提供するという。
このサービスは米国および一部地域で利用でき、地域によって機能の提供状況は異なる。
またMicrosoftはWindows Live Searchを補完する技術として、Windows Live Toolbarのβ版もリリースした。ユーザーはこのツールバーで、Windows Live Searchを使ってWebを検索できるほか、オンラインで見つけた情報を簡単に保存、整理、共有できる。
このツールバーは、フィッシングやポップアップ広告に対する保護機能、RSSを検出してパーソナライズされたLive.comのホームページに自動収集する機能、タブブラウジングなどの機能も備える。またMicrosoftがネット調査・情報管理を扱うOnfolioから買収した技術を使って、ユーザーがWeb検索中に見つけたWebページの一部あるいは全部を保存、収集、共有できるようにしている。
ユーザーが特定の検索クエリーや検索範囲を保存・共有したり、検索結果をカスタマイズできる「Windows Live Search Macros」のβ版も立ち上げられた。既に多くのマクロがリリースされており、間もなくマクロ作成ツールのβ版も提供される。
またこの日はLive.comもアップグレードされ、デザインが新しくなった。コンテンツプレビューや、多数の情報ソースやRSSからお気に入りのコンテンツを追加するなど、ホームページのカスタマイズを支援する機能が追加された。
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