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第1四半期のPC出荷、ポータブルけん引で堅調

» 2006年04月20日 15時11分 公開
[ITmedia]

 2006年第1四半期の世界PC出荷台数は堅調に伸び続け、前年同期から約13%増加した。市場調査会社IDCとGartnerが速報値を報告した。

 IDCの報告によると、同四半期の出荷台数伸び率は12.9%で、11.8%という3月時の予測を上回った。あらゆる地域でポータブルPCの採用トレンドが続き、また年末商戦後にしてはコンシューマー向けPCが比較的好調だったという。

 ベンダー別ではDellがシェア18.1%で引き続き首位を維持し、それにHewlett-Packard(HP)がシェア16.4%で続いた。以下Lenovo(シェア6.4%)、Acer(5.5%)、富士通およびFujitsu Siemens(4.4%)と続く。

 一方Gartnerの調査では、第1四半期の世界PC出荷台数は前年同期から13.1%伸びた。新興市場の需要と成熟地域でのコンシューマーの需要が主な成長要因だったという。

 ベンダー別に見ると、こちらもDellが首位を維持。市場シェアは16.4%で、出荷台数伸び率は2001年第3四半期以来、最低の10%だった。2位のHPはシェアを1ポイントを伸ばして14.9%、出荷台数は供給問題を抱えた前年同期から22.3%伸びた。3位以下はLenovo(シェア6.0%)、Acer(5.0%)、富士通およびFujitsu Siemens(3.9%)と続く。

 地域別に見るとEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域が最も出荷台数が多く、全世界の33.4%を占めた。出荷台数の伸び率では、アジア太平洋地域(日本除く)とラテンアメリカが20%を超えた。

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