ぷららのWinny遮断はBフレッツ限定、解除も可能に
ぷららネットワークスは6月13日、Winnyによる通信を遮断するサービスを、Bフレッツ対応接続サービスのユーザー向けに7月19日から提供すると発表した。標準でWinny通信は遮断されるが、管理画面で解除できる。
対象は「ぷらら光パック with Bフレッツ」など個人向け接続サービス。標準で付くセキュリティサービス「ネットバリアベーシック」に、Winny遮断機能を付加する。まずBフレッツでサービス提供するのは「機器の関係」といい、ADSL向けの遮断サービスの提供も検討する。
同社は3月に、Winny通信を完全遮断する方針を示していたが(関連記事参照)が、これに対して総務省が「ユーザーの同意のない遮断は、通信の秘密の保護を定めた電気通信事業法に違反する」との見解を示し、ぷららは「今後の対応を検討する」としていた(関連記事参照)。
ぷららによると、総務省は遮断サービス提供の条件として、(1)ユーザーが随時、遮断を解除できること、(2)通常のユーザーなら遮断して欲しいと考えていることが、アンケートなどで合理的に推定されること、(3)遮断の有無に関わらず、他サービスを同じ条件で提供すること、(4)遮断の内容などが明確に限定されていること、(5)ユーザーに対して遮断の内容を事前に十分に説明すること――の5つを提示。これに適合していれば通信の秘密の侵害には当たらない、との見解を示したという。
このためぷららは、ユーザーが遮断機能を解除できるようにしたほか、会員2000人に電話でアンケート調査を行い、8割以上から「遮断サービスが必要」との回答を得るなどし、全条件を満たしたとして、遮断サービスの開始を決めた。
遮断機能自体は7月19日からとなるが、これに先立ち遮断機能のオンオフの設定は6月15日から可能だ。
また同社は、企業の社員が自宅に持ち帰ったPCがWinnyのウイルスに感染し、情報流出するケースを防ぐため、契約企業の社員の自宅のBフレッツ回線向けにWinny通信を遮断するサービスも、9月下旬に始める。
ぷららと企業が契約した上で、企業は、Winny通信遮断を希望する社員を募集。遮断を決めた社員に対しては、企業が回線利用料の5%程度を負担する。この場合は、社員は遮断の解除ができない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
OpenAI、数学者の独立諮問グループと連携 内部モデルは「100件超の未解決問題を解決」
-
2
Google、「Googlebook」の予約受付開始 899ドル(約14万円)から
-
3
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
4
OpenAI、フロンティアAIの国際標準づくりを米国主導で進めるよう提言 「RSIはまだ起きていない」
-
5
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
6
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
-
7
経営「AIでラクして早く帰って」→社員「帰らない」 工数最大9割減のDeNAも悩むAI効率化の壁
-
8
今度は“ディスプレイなし”のAIグラス、「Rokid Ai Glasses Style」を試す
-
9
Amazon、MetaのAIエージェント「Muse」による代理購入をブロック Shopifyは全店舗で対応へ
-
10
新作「鬼武者」にハマったマンガ家が熱弁する、他とは違う“パリィ”の魅力とは?
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR