学術研究用ネットワークのInternet2は6月15日、Level 3 Communicationsと契約して新しい全米ネットワークと新サービスを開発・導入する計画を発表した。
新しいネットワークでは現在のInternet2のバックボーンネットワークの10倍以上に当たる100Gbpsの速度を実現。需要増大に応じて容易に拡張できる設計とし、学術研究者からの要望に応えて負荷の高いアプリケーションや実験に対応できるようにする。
複数年契約に基づき、Level 3でデジタル光技術を導入し、高速帯域プロビジョニングを実現。新しい光サービスによって、例えば天文学者が遠く離れた望遠鏡同士を接続してリアルタイムで正確に情報を分析したり、物理学者がテラバイト規模のデータを短時間で交換するといったことが可能になる。
新しいネットワークインフラはパケット式と回路交換式の光インフラを組み合わせたInternet2のHybrid Optical Packet Infrastructure(HOPI)実験が基盤となる。運用は2007年中に開始の予定。
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