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YouTubeキラー? 報酬がもらえるコンテンツ投稿サイト

» 2006年07月03日 18時14分 公開
[ITmedia]

 コンテンツ投稿者と利益を分け合うeefoof.comというコンテンツ共有サイトが、Webの一部で「YouTubeキラー」と呼ばれ、話題になっている。

 このサイトでは、ユーザーはビデオ、Flashムービー、音声、画像を投稿し、コンテンツのトラフィックに応じて報酬を受け取ることができる。コンテンツの投稿にはユーザー登録が必要。

 eefoof.comは毎月各コンテンツのページビュー(PV)を集計し、コンテンツの種類に応じた料率で広告収入の一部を投稿者に支払う。例えば、ユーザーがFUNNY.JPGという画像を投稿した場合、eefoofの画像セクションの1カ月のPVが1万、広告収入が1000ドルで、FUNNY.JPGの月間PVが100だった場合、FUNNY.JPGの収入は10ドルとなり、ユーザーには5ドルが支払われるという。

投稿されたコンテンツの周りに広告が表示される。

 同サイトは「インターネットコンテンツの作者は作品の対価を受け取るべきであり、他者の利益のために利用されることがあってはならない」との原則に立っているとスタッフはサイト上で述べている。またポップアップ広告は表示しないとも明言している。ただし、同サイトのビジネスモデルを機能させるために、じゃまにならない程度の広告を幾つかサイト上に表示するという。

 同サイトは2006年に立ち上げられ、現在はβ版の段階にある。創設者は人気のFlashアニメ「Peanut Butter Jelly Time」で有名なケビン・フリン氏、カリフォルニア州立大学の情報システム専攻大学院生マット・ファーレイ氏、ノースイースタン大学コンピュータサイエンス学専攻の学生アレックス・アネッサ氏。

 YouTube、Google Videoなどユーザーによる動画共有サイトは急速に人気が高まっているが、その一方で著作権付きの作品が無断でアップロードされていることが問題となっている。eefoof.comでも現時点で既に幾つか日本のアニメの映像などが投稿されている。

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