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Amazon、販促コストかさみ減益

» 2006年07月26日 08時30分 公開
[ITmedia]

 米Amazon.comが7月25日発表した第2四半期(4〜6月期)決算は、無料配送など販促戦略の影響で売上高が前年同期比22%伸びて21億4000万ドルとなった半面、純利益は2200万ドル(1株当たり5セント)となり、前年同期の5200万ドル(同12セント)と比べて減益となった。

 営業利益は4700万ドルと、前年同期に比べ55%減少した。利益減少を招いた主な原因として、技術とコンテンツへの投資、無料配送とAmazon Primeによる価格低下、契約打ち切りおよび関連訴訟経費の2000万ドルを挙げている。会員制サービスのAmazon Primeは、会員が昨年末以来倍増した。

 AmazonはToys"R"Usから起こされた契約違反訴訟で敗訴して契約を打ち切られ、7月に入ってToys"R"Us抜きの新しい玩具ストアを立ち上げている。

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