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» 2006年08月07日 18時19分 UPDATE

NTTがYouTube型動画共有に参入

NTTがYouTube型動画共有サイトの実験を始める。著作権侵害コンテンツをフィルタリングする機能や、映像のダイジェストを作成する機能などを取り入れる予定だ。

[岡田有花,ITmedia]

 NTT(持ち株会社)は8月7日、NTTコミュニケーションズ、NTTレゾナント協力し、動画共有サイト「ClipLife」を8月28日から来年2月まで試験運用すると発表した。個人が創作した動画を自由に公開・共有してもらうサービスで、動画を活用した新ビジネスにつなげる。

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 ClipLifeは、個人が投稿した各種形式の動画をFlash形式に変換・公開できるYouTube型サービス。メールアドレスを登録すれば無料で投稿できる。1ファイルあたりの容量は100Mバイトまで。

 動画は特定のユーザー限定で公開したり、ブログに貼り付けたり、タグで整理することが可能。動画にコメント・トラックバックする機能や、動画をビデオiPodなど携帯プレーヤーで再生可能な形式に変換する機能も備える予定だ。

 NTTサイバーソリューションズ研究所が開発した「チョコパラTV」と連携し、動画のハイライトシーンだけを抽出してRSS配信する機能も実装する。

 著作権侵害コンテンツが公開されないよう、映像をフィルタリングする仕組みを取り入れる。人気テレビ番組の映像の特徴をあらかじめ抽出しておき、アップされた動画とマッチングする技術など、NTTグループの研究所で開発したさまざまな技術を試し、実用性を確認するとしている。

 目視によるチェックも行う予定だ。フジテレビジョンの「ワッチミー!TV」のように、事前にチェックしてからアップするか、アップされたコンテンツを事後にチェックするかは未定としている。

 アップの際にクリエイティブ・コモンズのライセンスを設定してもらう。2次利用が許可されたコンテンツは、他のユーザーに改変・編集してもらったりして新たな創造につなげたいとしている。

 既存のコミュニティーサイトなどと連携する計画。まずはミュージーが運営するインディーズアーティストのコミュニティーサイト「muzie」のプロモーション動画を投稿してもらい、ユーザー同士のコミュニケーションに生かしてもらう。

 ビジネスモデルは、動画広告の掲載や、プロモーション動画への誘導量に応じたアフィリエイト広告などを含めて幅広く検討していく。「参加するユーザーやパートナー企業間で新たなモデルを考えてほしい」(NTT第三部門プロデュース担当の仲西正担当部長)とし、ユーザーが新たなビジネスモデルを創出することも期待。同サイトで収益モデルを築いたユーザーから、その一部をシステム利用料として徴収することも検討する。

 企業や学校、既存のネットコミュニティーなどで活用してもらう計画。動画を活用した新たなコミュニケーションやビジネスモデルが発生することを期待している。実験終了時には、継続的に投稿するユーザー300人と、3000人のユニークユーザーを獲得したいとしており、実験終了後は、ビジネスモデルを確立した上で本サービスに移りたい考えだ。

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