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アメリカ人は音楽演奏が好き――米調査

» 2006年08月23日 07時58分 公開
[ITmedia]

 楽器業界団体の米NAMMが8月22日、楽器販売実績や音楽に関する意識調査の結果を発表した。

 これによると、米国では52%の家庭に少なくとも1人は楽器を弾ける人がおり、2人以上と回答した家庭も40%に上るという。楽器を始めたきっかけは、「親の勧め」が最も多く37%で、「自分で始めた」(29%)を上回っている。また、学校での音楽活動に参加したり、個人レッスンを受けている人の数は、2003年調査に比べて11%伸びていることも分かった。

 音楽に対する意識では、85%が「音楽は人生にとって重要」と回答。94%が「音楽はバランスの取れた教育の一部である」としており、85%が「学校での音楽活動への参加は、良い学業成績をもたらす」と考えているという。また、シニア層が、音楽活動を単なる娯楽のためではなく、免疫系の活性化やストレス発散など、健康のために行っていることも分かった。

 楽器業界のトレンドについては、日本や英国、中国を含めた9カ国についても調査。楽器の購買額は米国が最多で全体の42.7%に上り、2位の日本(15.6%)、英国(6.7%)を大きく引き離しているという。米国で最も売れているのはギターで、販売本数は2005年には約340万本に上っている。

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