Microsoftと米ペンシルベニア州フィラデルフィア学校区が共同で推進してきた「The School of the Future」計画に基づく新しい公立高校が、9月7日ウェストフィラデルフィアで開校した。新入生は170人で、彼らが最高学年になる2010年には、全校生徒750人となる見通し。
入学希望者は抽選、および近隣の中学校に通う生徒から選別された。生徒の99%はマイノリティーで、約85%は低所得世帯の子どもたちだ。
新高校では、生徒全員にスマートカードが提供され、ロッカーの開閉、食堂への入室、パソコンへのログインに使用される。また、Tablet PCも全員に配布される(学校でのワイヤレス接続、自宅でのブロードバンド接続が可能)。
Microsoftが学校向けに開発した「Virtual Teaching Assistant」により、教師は生徒たちの学習の進行具合をオンラインで追跡することが可能になった。また、教師がPCを通じて各生徒を個別に指導できるため、個々の生徒が自分の学習速度で学ぶことができる。図書館の代替となる「Interactive Learning Center」は、常に生徒たちに最新情報を提供、幅広いリソースの利用が可能だ。
Microsoftは他地区でも同様の学校設立を計画している。
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