NTT東西地域会社とKDDIはこのほど、各社がIP電話やADSLサービスユーザー向けにレンタル提供している通信機器のACアダプタに、経年劣化で破損する不具合があったとして、無償交換に乗り出した。
タムラ製作所製の特定のACアダプタを装備した機器が対象で、NTT東西は「ひかり電話」向け機器約21万4000台が、KDDIは「メタルプラスネットDION ADSL」向け機器約36万7000台が対象となっている。
タムラ製作所の発表によると、ACアダプタに使用した部材に組み合わせ不良により、経年劣化でケースに亀裂が入る可能性があり、亀裂が原因でケースが外れて内部回路が露出した場合、触れると感電ややけどなどの恐れがあるとしている。
NTT東西は、ひかり電話対応機器「RT-200NE」のうち、昨年12月から今年5月までに製造された、ロット番号下4けたは0536〜0610の製品が対象。
KDDIは、NECアクセステクニカ製のADSLモデム「Aterm DL180V-C」が対象。昨年2月から今年4月に製造されたもので、ロット番号下4ケタは0453〜0610。
各社とも、対象のユーザーにはダイレクトメールなどで告知・謝罪し、交換用アダプタを送付する。
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