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Transmeta、特許侵害でIntelを提訴

» 2006年10月12日 08時59分 公開
[ITmedia]

 プロセッサ技術を手掛ける米Transmetaは10月11日、米Intelを相手取り特許侵害訴訟を起こしたことを明らかにした。

 同社はデラウェア地区の米連邦地裁に訴状を提出、コンピュータアーキテクチャおよび省電力技術に関する米国特許を侵害されたと訴えている。

 具体的には、IntelのPentium III、Pentium 4、Pentium M、Core、Core 2製品ラインがTransmetaの特許を侵害していると申し立て、侵害製品の販売差し止め命令と金銭的な損害賠償(妥当な特許使用料、3倍の賠償額、弁護士費用を含む)を請求している。

 「Intelは、Transmetaが同社の開発努力やロードマップの決定、新製品の成功の一部を刺激したことを認めているが、それと同時に、自社の主要な製品ラインにTransmetaの複数の発明を使ってきた。知的財産の使用に対する公正な補償を求めてIntelと交渉してきたが、公正な補償を受けるためには司法制度を頼るしかないという結論に至った」とTransmetaの上級副社長兼法務顧問のジョン・オハラ・ホースレー氏は発表文で述べている。

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