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YouTubeが動画3万件を削除 日本のテレビ局やJASRACが要請

» 2006年10月20日 15時56分 公開
[ITmedia]

 民放テレビ局やNHK、日本音楽著作権協会(JASRAC)など23団体は10月20日、各団体が権利を持つ動画をYouTubeから削除するよう要請し、YouTubeが計2万9549ファイルを削除したと発表した。

 各社や権利団体はこれまで、YouTubeに対して個別に削除要請を行ってきたが、ぼう大な量の動画が次から次へと許諾のないまま掲載・投稿される事態が続いているとし、9月8日に意見交換会を開いて対応を協議。10月2日からの5日間を「YouTube対策強化週間」とし、同期間中に共同で削除要請した。

 参加23団体は「本来ならYouTube自身が、権利侵害が発生しないよう十分な対策を講じた上でビジネスを行うべき。今後は必要な対策を講じるようYouTubeに要請するとともに、国内ネットユーザーに対して、権利侵害につながる動画を投稿しないよう協力を求めていく」としている。

 23団体は、日本放送協会(NHK)、日本民間放送連盟、日本テレビ放送網、東京放送、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京、テレビ神奈川、朝日放送、讀賣テレビ放送、東海テレビ放送、衛星放送協会、スペースシャワーネットワーク、放送大学学園、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)、実演家著作隣接権センター(CPRA)、日本レコード協会(RIAJ)、日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本映画製作者連盟、日本映像ソフト協会(JVA)、日本動画協会、全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)、ヤフー。

 ヤフーは、ゲストを迎えてトーク映像を配信する「ライブトーク」の映像が一部YouTube上に無断でアップされていたため削除要請した、という。

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