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院内感染対策キーボード、英国の病院で採用

» 2006年11月04日 08時01分 公開
[ITmedia]

 米Advanced Input Systemsの「院内感染対策」キーボード「Medigenic keyboard」が、米国の病院に続き英国の病院でも採用されることになった。11月2日、Advanced Input Systemsが発表した。

 Medigenic keyboardはタッチ方式のキーボードで、表面は平ら。通常のキーボード同様のレスポンスを保ちながらも、洗浄しやすくなっている。一定時間ごとにキーボードの洗浄タイミングを知らせる機能や、表面が適切に洗浄されたかを確認するセンサーも備えている。

 今回採用を決めた英国の病院の研究によると、キーボードを12時間おきに洗浄することで、バクテリア量を70%減らすことができるという。また、洗浄タイミングを知らせるMedigenic keyboardを採用することで、ルールを守ってキーボード洗浄を行う率が87%上がった。

 Medigenic keyboardは、既に米国の病院でも採用されている。米国Centers for Disease Control and Preventionの推定では、米国では毎年200万件の院内感染事例があり、9万人の死者と45億ドルのコスト増を招いている。また、複数の研究が、キーボードが重大な感染ルートだと指摘しているという。

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