米連邦通信委員会(FCC)は11月2日、翌日に予定されていた、米AT&Tの米BellSouth買収を承認するための会議を再度延期すると発表した。
米司法省は10月に、買収を承認するという決断を下したが、FCCの内部は意見が分かれたままだ。10月13日の投票会議を11月3日に延期したものの、今回も再延期となり、次の会議の予定は決まっていない。
New York Timesによると、投票が延期されているのは、FCCを構成する5人の委員中、民主党の2委員が買収に強硬に反対しているため。残り3委員(全員共和党)のうち、ロバート・マクドウェル委員は、利害関係の衝突を理由に票を投じない可能性が高いという。同委員の票があれば、共和党委員の3票で買収承認は滞りなく進むとみられている。
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