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MS、スパイウェア入りスクリーンセーバー配布の業者を提訴

» 2006年11月15日 17時32分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月14日、歌手のジェシカ・シンプソンのスクリーンセーバーと一緒にスパイウェアを配布した業者を提訴したことを明らかにした。

 同社が訴えたのは、スパイウェア業者ERG Venturesのティモシー・P・テイラー被告ら。ERGは米連邦取引員会によりWebサイトを凍結されている。

 同社は、被告がWebサイトを通じて一見無害に見えるソフトを配布したとしている。これらソフトの多くはスクリーンセーバーと説明されていたが、ユーザーのネットでの行動を監視したり、ユーザーのマシンにポップアップ広告を表示するソフトをダウンロードしたりするプログラムを含んでいた。これらのプログラムはほかにも、ユーザーを強制的に不要なページに誘導したり、Windowsデスクトップにアイコンを追加したり、Windowsのレジストリ設定を変えるという。

 これらのプログラムは適切な通知なしで、ユーザーの同意なくダウンロードされ、インストールされたとして、Microsoftは被告がワシントン州コンピュータスパイウェア対策法および消費者保護法に違反したと申し立て、損害賠償を請求している。

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