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ソフトバンクの支援で「ばんえい競馬」存続へ

» 2006年12月14日 19時45分 公開
[ITmedia]

 北海道帯広市は12月14日、ソフトバンクグループの支援を受け、廃止の危機にあった「ばんえい競馬」を来年度以降も存続させる方針を固めたと発表した。

 ばんえい競馬は、馬が鉄製のそりを引き、全長200メートルの直線を競う独特のレース。帯広、旭川、北見、岩見沢の4市が共同運営していたが、収益改善のめどがたたないため、帯広以外の3市は撤退を表明。帯広市単独での存続は難しく、一時は廃止が決まっていた。

 だが関係者やファンから存続してほしいという要請が相次ぎ、帯広市は、馬券販売でつながりのあったソフトバンクの100%子会社・ソフトバンク・プレイヤーズに支援を打診。同社は支援を決めた。

 同社は、今年度中に設立する100%子会社で、馬券販売などの業務を帯広市から受託する。また、ソフトバンクモバイルの携帯電話プロモーションにからめてばんえい競馬のキャンペーンを展開するなど、ソフトバンクグループをあげて支援し、ばんえい競馬の収益改善につなげていく。

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